西洋(せいよう)占星術
紀元前に古代バビロニアで天文学を元に基礎が作られて、アラブ界隈(イスラム教の聖典「コーラン」に使われている、アラビア原語を使って会話する人々が住む地域をアラブと呼ぶ)で発展した星占いが占星術の起源とされているようです。
現代では恋愛や人の気持ち、未来鑑定に実用されているようですが、アラブ地域で生まれた当初は農作物など生産の先行きを占いで視る、あるいは戦争など争いごと、医学や治療にまで活用されていたようです。
前述にあるアラブ地域から広まって、ルネサンス王朝式占星術、ギリシャ占星術、ローマが中心のイタリア占星術、イスラム占星術、中世ヨーロッパ占星術、ギリシャ先生術、エジプト占星術、十二宮占星術など、多くの種類が存在しているようです。
主にヨーロッパ全域で活用されて、占いや魔術の信仰は機械文明の無い時代の人々にとって心のより所になっていたようです。
◆星占いに使われるサイン
占星術ではホロスコープをもとに、基盤となるチャート図を書き出して、そこに悩みを持つ対象者の生年月日を当てはめて占いを展開していくようです。(場合によっては出生時刻を用いる場合もある)
星は主に
・水星
・金星
・火星
・木星
・土星
・天王星
・海王星
・冥王星
・太陽
・地球
・ケレス
・キロン
が存在していて、それに対して該当するサインとなる
・貯蓄を表す金牛宮(タウルス)
・家庭を表す巨蟹宮(キャンサー)
・バランスを表す天秤宮(ライブラ)
・自己を表す白羊宮(アリエス)
・社会を表す磨羯宮(カプリコン)
・友人を表す宝瓶宮(アクエリアス)
・遊びを表す獅子宮(レオ)
・知識を表す双児宮(ジェミニ)
・応用を表す天蠍宮(スコルピオン)
・整頓を表す処女宮(ウィーゴ)
・哲学を表す人馬宮(サジタリウス)
を割り出していくのが主流のようです。
お相手との相性など、対象の人物が絡んでくる場合は以下にあるような惑星との位置取りと角度が必要になるようです。
・クウィンカンクス…150°
・セミスクエア(半矩)…45°
・コンジャンクション…0°
・オポジション …180°
・バイキンタイル…144°
・トライン…120°
・スクエア…90°
・セクスタイル…60°
・セミセクスタイル…30°
・キンタイル…72°
・セスキコードレイト…135°
それに加えて、さらに性格や特徴、傾向を表す
第1室: 身体的特徴
第2室: 金銭面
第3室: コミュニケーション能力
第4室: 家族
第5室: 娯楽
第6室: 召使
第7室: 対人
第8室: 生死
第9室: 旅立ち
第10室: 野心
第11室: 友人
第12室: 霊的な存在
を割り出して、占いの結果から具体的対策などを導き出していくようです。
霊感占いなどのスピリチュアル系占術よりも、ヨーロッパなど西洋の占い文化が好きな方、星の位置や誕生日占いにロマンスを感じる方は西洋占星術がおすすめです。